今回の出張ではゲストハウスに泊まりました。
出張でゲストハウス!? と周囲を驚かせてしまいましたが、予算の都合ではなく機動力を重視した結果ゲストハウスに泊まることに決めました。
guesthouse-ruco.com
ゲストハウスにはやはり外国人が滞在していた
ゲストハウスって外国人とかいるのかなー、みんな英語で会話してるのかなー、まいったなー、と思っていたらやはり2名ほどいらっしゃいました。共有スペースでご一緒したので話しかけてみました。
夜にご一緒したのはポーランド人男性、朝食の時間にご一緒したのはスウェーデン女性。
私の英語レベルは文法メチャクチャ、語彙無し、発音最悪、ヒアリングもなんてこったです。英語の授業何年も受けてたのにね…。
会話に必死で自分を飾る余裕がないのがちょうど良い
しかし英語で会話していると意外なことが起き始めました。
「日本にはいつまで滞在しますか?」「どこの学校に行くんですか?」なんて中学英語のような会話をしているうちに、私の思考回路も中学生並みに素直になっていくようでした。
「京都でテキスタイルの勉強をするの」と言った女性に、私は「京都には弟が住んでます。いい街ですよね」と応えていました。実は弟とは交流がありません。なので普段人と話す時には兄弟の話は避けていました。でもこの時は相手と会話を楽しみたい一心で言葉が出ていました。なんだかとても楽な気持ちでした。
普段の会話では「会話以外のこと」が忙しすぎる
私は人づきあいが苦手です。会話をしていてもいつも居心地が悪いのです。友達もママ友もいません。それでも仕事やPTAで会話をしないといけない場合は非常に様々な気を使います。喋りながらいろんなことを考えてしまうのです。
相手の話を理解していることが伝わるように、相手を不安にさせないように、聞いている人が飽きないように、イライラさせないように、楽しいと思ってもらえるように、私の気持ちが間違いなく伝わるように、私はあなたを信頼していると相手にきちんとつたわるように…。
話し終わった後は一人反省会が始まります。
不用意なことを言ってしまったのではないか、相手に本位が伝わらなかったのではないか、わたしの目的を誤解されたのではないか…。
飲み会などで多くの人と喋りすぎてしまった日は、翌朝目覚めても心臓がドキドキしていて不安で泣きたくなったりします。だから人と話すことは苦痛です。
ここまで書いていて気づきました。私ちょっと病気ですね。
外国語では純粋に「会話」を楽しめた
英語で話した時は「相手が聞き取れるか」「相手に伝わるか」それだけを考えていました。
普段なら「こんなに喋ったらうるさいババアと思われるかも」と不安になるのですが、雑念なく会話することだけに集中できました。ああ、英語って楽だ! と心底思いました。もし私の日常会話が半分でも英語ならば会話することが少しは苦でなくなるでしょうか。
今取り組んでいる勉強が終わったら英語を勉強しようと思います。
もし私の英語が上達して、英会話中に「黙れブスって思ってるかもしれない」とか雑念が生まれるようになったとしたら、その時はまた別の言語を勉強します。そしたらきっと楽になれるから。
楽になれるかな。なれるといいな。そんな収穫のあった萩出張でした。