すぐやる課

フリーターからITコンサルになったシングルマザー

パーケンに会いに東京地裁へやって来た

パーケン。なにやってんのパーケン。

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 本日3月2日ようやく初公判。東京地裁なう。

 

傍聴券がいるらしいのでもらいにいってみる

裁判所のページでパーケンの裁判を調べてみた。

傍聴券交付情報

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やはり抽選。12時すぎに地裁につくと…

すでに長蛇の列が!!

抽選なんで…、早い者勝ちじゃないんで、それ意味ないんで…。

12時半の整理券配布前に並んでいるのは若い女性ばかり。切ない…

パーケン、あんたモテモテだよ!!

 

裁判所の前でぼんやりしているとテレビに捕まります

時間前の行列に少々ひいてしまい、裁判所正門前でぼんやりしていると

「すみませーん、フジテレビですー。声だけなんでー」と美しい女性に声をかけられる。声だけなら…、と気を許し、インタビューを受けることにした。まとめるとこんな内容。

 

今日は何の裁判ですか? → 高橋健一です

どうやって裁判の情報を知ったんですか? → 裁判所のホームページで

ファンなんですか → ええ、ファンです

事件についてどう思いますか? → 残念です

今でもファンですか? → ええ、ファンです

 

ファンとしてどう思いますか? など、ヒジョーにナイーブな質問を投げかけまくられて少々憔悴。

制服泥棒のファンで裁判まで追いかけるクレージーな女として呆れられるんだろうな。好きにして…、と思っていると、さらに大きなカメラといかにもなリポーター女性登場。

 

ミヤネ屋です。インタビューいいですか?

 

カメラ困ります、仕事休んできてるんです、と逃げようとしても「首から下だけなんで」と引き下がらないミヤネ屋。

ミヤネ屋からは絶対に逃げられません。みなさん覚悟してください。

 

内容は先ほどのフジテレビとほぼ同じ。今日は何の裁判で? → 高橋健一です。

「今回の事件、ファンとしては裏切られたという思いですか?」とのウンザリ質問につい、「いえ、やってそうだと思っていたので」と微妙な本音を漏らしてしまう。

この微妙な気持ちは絶対にパーケン好き以外には分からない。分からないから話さなくていいのに話してしまった。

 

「お笑いで復帰して欲しいですか?」の質問には「いいえ」と回答。人として復帰して欲しいので。

これ以上ワイドショーの餌食になっても困るので、地裁の中に逃げました。

 

16枚の傍聴券に500人以上が集まる

周りを見渡すと8割以上が女性。パーケン、多分ここにいる人たち、みんな制服くれるよ。

 

さて、30分以上並んで、13時のパソコン抽選でほとんどの人が瞬殺。有休取ったのに…。しかし、ほんとにね、

傍聴券バイト消えろおおおおーーー!!

おじいさんが混じってるからなんか変だと思ったらバイトか! しかも当てるなっつーの。

 

外れてぞろぞろと霞が関の駅に消えていく行列たち。

私は勿体ないので、何か裁判を傍聴して行こうと思います。

しかしミヤネ屋が心配だ…。

裁判所のススメ 高裁地下で紅茶パフェ!

 

さて、パーケン裁判傍聴券に惨敗した私ですが、せっかく裁判所に来たのだからひとつ聞いてかえろうかなと寄席気分で裁判所に残り、17時の閉廷までディープな気分になったのでここに記録しておきます。


今の率直な気持ちは「いつか娘を連れて傍聴したい」 です。傍聴処女の皆さんに、是非お勧めします。

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こちらは本日お昼の裁判所前、今日は大型裁判目白押しだったので仰々しい雰囲気でした。

あの阿蘇残大噴火先生のツイッターによると

ですって。

阿蘇山大先生も私と一緒に並んでいたのね。ちょっと感激。

 

裁判所に入る際に金属探知機をくぐります

空港と一緒。でも中に入ってしまえば携帯もPCも使えます。法廷に入るときは電源を切って。このあたりは寄席と一緒。

ただ撮影と録音が禁止です。もう、撮りたいものたくさんあったよー。パーケンの名前とか。

そんなわけで私の「裁判所にPC持って行って平気なの?」という心配は杞憂に終わりました。

 

受付で傍聴する裁判をリストから選びます

パーケン並みに傍聴券が発行される裁判はホームページで日時が分かるのですが、それ以外の裁判スケジュールは関係者以外は現地でしか分からないようです。

 

このリスト、実名記載なのでちょっとドキッとします。これだけで結構な犯罪抑止力があります。

私は覚せい剤所持の初公判と詐欺事件の判決を聞くことにしました。それまで時間があるのでカフェに行ってきます。

 

裁判所の地下にはカフェがある

 紅茶が美味しいと噂の地下一階の、ダーリントンホール 高裁店へ。

tabelog.com

ここの紅茶パフェがおいしいらいしいので、ランチメニューは頼まずパフェだけ食べます。紅茶アイスが絶妙です!! 東京高裁にお越しの際はぜひ!

ランチプレートも種類があっておいしそうでした。

 

地下には他にも郵便局、ファミマ、本屋、蕎麦屋、食堂、飲食用休憩室があります。

ただ飲食用休憩室は電波が入りません。なぜだ!? カフェは問題なかったので謎です。

 

時間が来たら法廷へ、誰にことわりもなく進みます

勝手に法廷まで行っていいものか? と思ったのですが、裁判所の中は結構自由に歩き回ることができます。開かれている雰囲気すらあります。

 

時間が来たら各自、法廷内に入ります。「お時間です、どうぞー」みたいなアナウンスはありませんでした。裁判受ける当事者はあるのでしょうが。

 抽選ではない法廷の場合は先着順の様です。満員になったら入れません。

法廷は意外と狭いので、舞台は目の前、劇場で言えば桟敷席なみの臨場感です。

携帯の電源は切って着席しましょう。

 

裁判の始まりです

最初に傍聴する人も全員起立します。で、すぐ座ります。

ドラマや逆転裁判の見すぎか、どうもみんなダラダラしゃべっている感じします。

異議ありい!!! なんて言う人はいないようです。当たり前ですが。

 

最初に傍聴した裁判は、弁護士は執行猶予を求め、検察は再犯の可能性から懲役を求めるという、非常に分かりやすいモノでした。どちらも極端な感じもしたので、たぶん真ん中あたりになるのでしょう。実刑はつくのかな…。非常に微妙です。判決は来週らしいので、また有休を使ってしまいそうで怖いです。

 

もう一つ傍聴した判決だけの裁判。被告人は二人登場しました。そして手錠でした。裁判開始の前に手錠を外されていました。両脇には刑務官のような人が物々しく付き添ってきて、先ほどの初公判と違いものものしい雰囲気です。

 

開廷直後、あっさり判決読み上げ、懲役5年。重い…。ふらっと立ち寄ったにしては ディープ過ぎました。映画ならともかく現実なんで。

被告にも家族がいる背景がよく分かり、罪を犯したと言われる人が目の前にいる、仕事でそれを裁く人がいる。まっとうに生きないとなあ~ 、と強く感じた裁判傍聴でした。

 

誰にでも道を踏み外しそうになることはあるし、女子は男によって引きずられてしまうからね。私は絶対いつか娘と法廷に行こうと思いました。

皆様もぜひ。